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手稲のガレージハウス

-Garage House of TEINE-

建築概要

 

場所:札幌市手稲区

用途:住宅(新築)

竣工:2011年8月

構造:木造2階

述床面積:129.07㎡

 

断熱性能
Q値:0.9W/㎡・K
※札幌市の基準値1.6W/㎡・K
 

施工:㈱ミース建築研究所

設計趣旨

 

車とバイク好きの夫婦の住宅。
1階は全面車庫で、趣味の車いじりを楽しみながら小上がりでくつろぐ。生活空間は全て2階。

ローコスト、敷地の高低差と言う条件からガレージも含めて四角い箱型をすっぽりと断熱で囲い込む。
これにより外皮(断熱)面積が減り、敷地段差分の基礎を蓄熱体として有効利用できる。
シャッターは冷凍室用の断熱シャッターを採用。窓は全てトリプルガラスで、蓄熱式電気床暖房を施す。
2階は壁・天井共200㎜の断熱で1階の床暖房のみで暖房をまかなう。
また、オール道産木材を使い長期優良住宅取得と合わせて最大限の補助金を獲得している。

東日本大震災の原発事故以来、オール電化が敬遠されつつあるが、高断熱により絶対的な使用量を削減しつつ、 蓄熱暖房によるピーク時を避けた深夜電力利用を利用することによって電力不足に係わらない計画としている。

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外壁は道南杉を無塗装で使用。年が経つごとに変化する色合いも楽しむ。

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裏側のガレージ入口。シャッターは断熱性の高いシャッターを使用。

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ガレージ内部。奥が小上がり。断熱空間になっているので将来的に居室へも転用可能。

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2階リビング。窓は高断熱なノルド社製のW-low-Eトリプルガラス木製窓で熱を遮る。趣味のつもりで導入した薪ストーブは今では主暖房として、ほぼこれのみで冬の暖房を賄っている。

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天井は道産カラマツ集成材、壁は道産カラマツ材の合板と、地域産材を利用。

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西側高窓からの日射。高窓にすることで日中の日射制御と明るさを確保。

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