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-DORONKO Club-

建築概要

 

場所:札幌市

用途:児童福祉施設(新築)

竣工:2019年4月

構造:木造2階

述床面積:496.43㎡

 

断熱性能
Q値:0.8W/㎡・K

施工:㈱脇坂工務店

NPO法人 子どもサポート

​「どろんこクラブ」

設計趣旨

 

札幌市で活動する児童福祉施設で、放課後等デイサービスとショートステイ施設。
 

大きく3つのホールを吹き抜けと小ホールで繋げて開放感がありつつ色々な用途に使えるように空間を構成。

天井高の高い吹抜けではトランポリンで遊んだり、ボルタリングをできるようにする計画も。

子供達の個性が色々なので、一概にオープン空間が良いとは言えませんが、建具をつければそれぞれ区切る事も可能な構成にしてあります。

建物としては、ローコストと省エネ、工期短縮の必要性から正方形の平面で外壁面積を最小限にしつつ、床面積は最大限に活かすプランになっており、

構造も、1間間隔で規則的に柱を並べるシンプルなグリッド構成にして工事の単純化を計って工期の短縮とコスト削減をしています。

断熱は当社の住宅の標準仕様と同じく厚さ300mmの断熱とトリプルガラス窓((株)ノルド)の高断熱仕様で、さらにここでは地盤が弱い為、地盤改良としてコロンブス工法と言う基礎下に断熱材を敷き詰めて建物の重量を軽減すると言う工法を採用しており、その恩恵で厚さ350mmの床下断熱になっており、基礎・床コンクリートの蓄熱・蓄冷が存分に活かされています。

高断熱にすると建築費が高くつくかと思われがちですが、今後払い続けなければいけない冷暖房費とのトータルで考えると、このような面積の大きい建物では尚更ローコストになります。

さらに災害等で停電で暖房が使えなくなってしまっても人間の体温と日射熱である程度の暖房効果を生み出せると言う避難施設としても最適なものとなるのです。

どろんこクラブ

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